16.神の光 【Μοιρα】考察

本当に最後の最後。

ボーナストラックなので明確な答えはありません。
解釈の自由が故、諸王は悩むのです。←お前本当にレオン好きだな（笑

16.神の光 【Μοιρα】 Moila：ミラ｛ギリシャ神話における「運命の三女神」、死、生命｝
―――“其れでも、お征きなさい　仔等よ”



※ボーナストラック未聴の方は自己責任で御願いします。











取り合えず歌詞↓↓

儘･･･問に惑い → 　解を違え → 累の海へ堕つる･･･
　　　　　　　　　唯･･･愛を求め → 生を奪い → 灰が空に舞う･･･
 

　　　　嗚呼･･･　火を騙り　風を穢し･･･
　　　　　　　　　嗚呼･･･　地を屠り　水を腐す･･･

軈て　人間(あなた方)は　神を殺し　畏れを忘るるだろう･･･



 

　　　　　　『其れでも、お征きなさい　仔等よ』



時を運ぶ縦糸――

命を灯す横糸――

其を統べる紡ぎ手...其の理を運命と呼ぶならば・・・・・




【Moira】




この後は荒野の音だけが延々と流れ、04：44という陛下ちょっと待てな時間に
少女の声で『Thanatos』と呟かれた後、最後にアイクがもう1回『Moira』と言ってブツ切り。
ぶっちゃけ夜中聞くとホラー以外の何物でもありません。

私が思うにこの曲の世界は争いばかり起こす人間たちを、
【Moila】自ら滅ぼした後の世界・・・・ということなのかなぁと思ってます。
荒野に風吹く音と火の粉が爆ぜる音、終わっちゃった世界。
某巨大掲示板で“『神の光』って『ラピュタのメギドの光』みたいな感じ？”とあったのと、 
歌詞、あとはミラコンの森林破壊、自然汚染の映像から考え纏めてみたり。

神の怒りに触れ、神によって滅ぼされて終わってしまった【神話】というのが
これの答えであり、その滅ぼされた世界で尚も生き続ける者に対して
 

「其れでも、お行きなさい　仔らよ」

なのかな・・・・なんて残酷な神だ・・・・・谷底に我が子を落とす獅子より酷い。
そんな母【Μοιρα】に対しての冥王【Θανατος】の回答が


“母上...貴方ガ命ヲ運ビ続ケ　怯ェル仔等ニ痛ミヲ与ェ続ケルノナラバ


Θハ―――――


生キトシ生ケル全テヲ　殺メ続ケルコトデ　赦ィ続ケヨゥ――――”


なんでしょうね。勿論、オルフェウスが『ループ』のサインという話な上、
『Θανατος』という存在が人間の『死』と言う概念の集合体であったなら・・・ですが。
もし、冥界の扉を開けたのも冥王自体も『エレウ』ならちょっと話はおかしくなりますもん
ただ同じループでも『Roman』の答えはなく、
イヴェールは全く同じ事を『繰り返す』か『終わる』しか無く、
『Elysion』も夢と現実の狭間に取り残されたままなのでこれは一応答えとして
頂いておいても良いかな・・・・とか思ったりしてます。
ボーナストラック習得時に出てきた一文、どう捉えるかは『女神』の気分次第でしょうから。


“未だ見えざる歴史の果てに、舞い降りるのは『神の光』”





という訳でSound Horizon  6th Story  【Moila】の物語はここで終了です。
救いの無い話でしたがとても楽しかったです。
また、ここまで読んでくれた方、長い考察に付き合って頂いて有難う御座いました

次の『地平線』楽しみにしてますよ、陛下